羽田連絡道路、河口部の土砂堆積や台風などで工事遅延 五輪に間に合わず

羽田連絡道路、河口部の土砂堆積や台風などで工事遅延 五輪に間に合わず

ニュース画像 1枚目:羽田連絡道路の事業進捗について
© 川崎市
羽田連絡道路の事業進捗について

川崎市は2019年8月23日(金)、工事中の「羽田連絡道路」について進捗を発表し、東京オリンピック・パラリンピックに間に合う2020年7月から、2021年3月までの2020年度内と完成予定を遅らせることを明確にしました。「羽田連絡道路」は都市計画道路環状第8号線と、都市計画道路国道409号線を結び、多摩川を橋梁で渡河する延長約840メートル、標準幅員17.3メートルの道路を整備しています。

事業進捗によると、想定以上の河口部の土砂堆積や台風などによる作業の中断、地盤の影響による橋脚基礎打設の施工効率の低下などで、工事の遅延や増額要因となる事象が発生しています。現在は橋台1基、橋脚5基の下部工は完成し、上部工の橋桁の架設に着手しており、9月から11月にかけて、千葉県富津市のヤードで組み立てた約80メートルの大ブロックの橋桁を架設する予定です。

川崎市は「羽田連絡道路」について、羽田空港を中心とした成長戦略拠点の形成を支える重要な路線であることから、早期の効果発現に向け、2020年度内の1日でも早い開通を目指し、取り組む方針です。

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