アルゼンチン空軍は2019年9月13日(金)、統合演習「デダロ2019」を終了したと発表しました。演習は、空対空、空対地、空中給油、人員や物資の輸送、パラシュート降下、ヘリコプターによる戦闘捜索救難など様々な訓練を昼夜問わず実施しました。
演習には、第4航空旅団と第5航空旅団、軍事航空学校が参加しています。航空機は、A-4ARファイティングホーク、IA-63パンパ、IA-58プカラ、DHC-6ツインオッター、T-6 C +テキサスII、EMB-312ツカノ、Mi-17、ベル412EP、KC-130や無人航空機などが参加しました。
IA-63パンパとIA-58プカラはアルゼンチンの軍航空機工廠(FMA)が開発生産した航空機で、IA-63パンパはドイツのドルニエの協力を受けて開発した練習、軽攻撃機です。1984年10月に初飛行して24機生産されました。
IA-58プカラは、1969年8月に初飛行したCOIN機です。フォークランド紛争に投入されましたが、大半が地上で破壊されました。一部の機体はイギリスが鹵獲してテスト後、コスフォードのイギリス空軍博物館に展示されています。ウグルアイ、コロンビア、スリランカに輸出もされましたが、現在はアルゼンチン空軍のみで運用されています。