カンタス、アップグレードしたA380をロンドン発で初めて定期便に投入

カンタス、アップグレードしたA380をロンドン発で初めて定期便に投入

ニュース画像 1枚目:カンタス航空 アップグレードしたA380機内 ビジネスクラス
© QANTAS
カンタス航空 アップグレードしたA380機内 ビジネスクラス

カンタス航空は2019年10月1日(火)、アップグレードしたA380で初めて定期便を運航しました。機体番号(レジ)「VH-OQK」のA380が投入された路線は、ロンドン発シンガポール経由のシドニー行きQF2便で、10月2日(水)にシドニーへ到着する予定で、シドニーでは格納庫を会場に開催されるイベントで、詳細な機内サービスが公開されます。

このA380は、数百万ドル規模で改修される12機の1機で、ビジネス、プレミアムエコノミークラスを拡大し、ファースト、エコノミークラスの座席を刷新したほか、機内ラウンジも再設計されています。これにより、新たなレベルの快適さを提供します。

ビジネス、プレミアムエコノミーが配置されたアッパーデッキでは、よりスマートなスペースを設け、機内ラウンジも10名まで着席できるサイズに拡大しています。これに伴い、エコノミーは30席を減らし、プレミアム席が27%増加しています。改修後の座席は、ファーストは14席で変わらず、ビジネスが6席増の70席、プレミアムエコノミーが25席増の60席、エコノミーが341席となっています。

ビジネスクラスの「スカイベッド」は「ビジネススイート」に変更され、配列「1-2-1」で全てのシートが通路から直接アクセスでき、787に搭載されている新プレミアムエコノミーも装着されています。ファーストの座席もより快適となり、さらに大きいサイズで高解像度のエンターテイメントスクリーンを装着、エコノミーも新たな色彩パレットを導入し、機内エンターテイメントを向上しました。

なお、カンタス航空は2019年末までに、さらに2機のA380の改修を予定しています。アップグレードは、1機につき約8週間が必要で、12機全ての改修は2020年末までに完了させる計画です。

期日: 2019/10/01から
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