エアバス、ロボットなど活用をしたA320胴体の新組立ラインを稼働

エアバス、ロボットなど活用をしたA320胴体の新組立ラインを稼働

ニュース画像 1枚目:ハンブルクのエアバス工場、胴体組立ライン
© AIRBUS
ハンブルクのエアバス工場、胴体組立ライン

エアバスは2019年10月1日(火)、ドイツのハンブルクでA320ファミリー向け胴体の新たな自動組立ラインを稼働したと発表しました。

これはA321LRを考慮した組立ラインで、20台のロボット、新しいロジスティクスシステム、レーザー計測、デジタルデータ収集システムを備えています。この設備でエアバスが取り組む品質と、効率性の向上を促進し、製造システムのデジタル化を強化しています。

最初のセクションの組立には、8台のロボットで縦方向のジョイントごとに、1,100から 2,400個の穴の穿孔と、カウンターシンクを行う軽量の自動装置「Flextrack(フレックストラック)」を使用します。次の段階では、7軸ロボット12台を使用し、中央と後部胴体、尾部セクションをそれぞれ3,000個のリベットで結合します。

エアバスはロボットの活用のほか、製造の最適化、経済性の向上、リードタイムの短縮を図るため、ロジスティクスと製造の分離、必要に応じたパーツの補充、自動運搬車の使用など、新たな方法と技術を導入しています。

A320neoファミリーは、新世代エンジンやシャークレットなどの最新技術を搭載し、運航開始からCO2排出と燃費を15%以上削減し、2020年までに20%、騒音も50%削減します。同ファミリーはこれまで、およそ100社から約6,500機以上の受注を獲得しています。

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