カンタス航空は2019年10月2日(水)、シドニーの格納庫で開催したイベントでA380の改装初号機の詳細を公開しました。リニューアルしたA380は、以前と比較し、ビジネスが6席増の70席、プレミアムエコノミーが25席増の60席に加え、ファースト14席、エコノミーは30席減の341席となり、プレミアム座席を27%増加しています。
プレミアムエコノミーは、787に搭載されている新プレミアムエコノミーが装着されているほか、「ミニ・ファースト」と呼ばれるビジネスクラスは「スカイベッド」が「ビジネススイート」に変更され、全席が通路に面した配置となり、長距離路線で機内の快適さの向上に主眼を置いた改修です。
ファースト、ビジネスクラス搭乗者が利用できるアッパーデッキの機内ラウンジは、オートラリア人のデザイナーDavid Caonさんにより再設計され、最大10人が着席できるサイズに拡大したほか、カンタスの飲食クリエイティブディレクターであるシェフのニール・ペリーさんとRockpool Dining Groupが開発した軽食のメニューを楽しむことができます。
また、ファーストクラスでは、体にフィットするようデザインされたクッション仕上げの新シートと大型の高画質モニター、マーティン・グラントさんのデザインによるファーストクラス専用の新パジャマ、バンブーコットンで作られた靴下とオーストラリアブランド「LaGaia Unedited」のスキンケア製品を含む新アメニティキットが導入されます。パジャマと新アメニティキットは11月からの導入で、「LaGaia Unedited」は11月下旬に、シドニーとメルボルンのファーストラウンジへの導入も予定されています。
なお、カンタス航空は2020年末までに、残りの11機のA380の改修を完了する予定です。
