ANA総合研究所は2019年9月20日(金)、早稲田大学と連携する「地域連携ワークショップ」の最終発表会を徳島県三好市で開催しました。10名の学生が2チームに分かれ、6月下旬からグループワーク、8月上旬と9月上旬には三好市を訪れ、現地調査と分析を実施しました。
「地域ブランド向上とその効果」をテーマに取り組んだチームは、地元の人がもつ「外の人を受け入れもてなす気質」を「かかし」で表現し、「『おもてなし』のかかしてぃ」を提案しました。「かかし」をテーマに幅広いコンテンツを実施することで、観光客へのおもてなし、さらに三好市内を周遊する観光客増加につながると考えています。
また、「通過型観光から滞在型観光へ」のテーマに取り組んだチームは、「『ひと』と『ひと』がつながるプラン」が観光客の訪問先数を増やせると考え、「おかえり!ひらら焼き」を提案しました。「ひらら焼き」は熱した石で魚や野菜を焼く三好市の郷土料理で、地域ごとの特産品を材料にすることから、三好市には一体感をもたらす狙いがあります。
ANA総合研究所は、これらの提案が三好市政に役立つことを期待しています。このワークショップは、「早大生による地域創生」をテーマに2008年度から実施しています。2019年度は、「人口減少社会における観光振興~『住んでよし』『訪れてよし』『また来てよし』三よしの観光地域づくりに向けて~」をテーマに、徳島県三好市の地域創生提案づくりに取り組みました。