オーストラリアのメルボルン空港は2019年10月2日(水)、スミス・ディテクションと提携し、CT(コンピューター断層撮影)によるX線スクリーニング装置をターミナル4に導入したと発表しました。
この技術の導入により、ノートパソコンや液体をバッグに入れたまま、保安検査を通過できるようになります。メルボルン空港は、保安検査場に最新のCTスクリーニングシステムを導入した、オーストラリア初の主要空港となりました。
ターミナル4は、国内線ターミナルです。機内持込手荷物用スキャナー「HI-SCAN 6040 CTiX」、自動トレイ変換システム「iLane.evo」、スクリーニング管理プラットフォーム「 Checkpoint.Evo plus」が導入された新たな4レーンで、保安検査にかかる時間や手順を向上させています。なお、ターミナル4にはさらに2ユニット、ターミナル2には7ユニットが、今後2カ月間に追加導入されます。
このシステムの導入により、保安検査にかかる時間は50%減少し、1分強にまで短縮されています。