総務省消防庁は2019年10月15日(火)、「令和元年度緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練」について、実施日などの詳細を発表しました。消防庁では1996年度から、全国を6ブロックに分け、緊急消防援助隊の消火・救助技術や指揮・連携活動能力などの向上を図るため、緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練を実施しています。
2019年度は10月から12月にかけて、全国6箇所で実施されます。このうち、関東ブロックでは、自衛隊の航空機を活用した緊急消防援助隊の車両・人員の輸送訓練が実施される予定です。また、近畿ブロックでは、自衛隊の回転翼機を活用した孤立地域への部隊投入訓練、九州ブロックでは、民間団体と連携し、ドローンを活用した情報収集を予定しています。
参加人数は全ブロック合計で、約4,000名の緊急消防援助隊が参加します。このほか、消防団約660名、警察、自衛隊、海上保安庁、DMATなどの実動機関から合計約1,520名が参加する予定です。
緊急消防援助隊は、阪神・淡路大震災を教訓に1995年6月に創設され、東日本大震災、熊本地震、九州北部豪雨、北海道胆振東部地震など、24年間で計39の災害に出動しています。
■令和元年度緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練 実施日・実施場所 <北海道東北> 期間:10月28日(月)~ 10月29日(火) メイン会場:新潟県上越市 <関東> 期間:11月17日(日)~ 11月18日(月) メイン会場:千葉県市原市 <中部> 期間:11月1日(金)~ 11月2日(土) メイン会場:福井県大野市 <近畿> 期間:10月26日(土)~ 10月27日(日) メイン会場:三重県松阪市 <中国・四国> 期間:11月30日(土)~ 12月1日(日) メイン会場:高知県須崎市 <九州> 期間:11月9日(土)~ 11月10日(日) メイン会場:宮崎県西諸県郡高原町