アメリカの格安航空会社(LCC)のスピリット航空は2019年10月25日(金)、エアバスとA320neoファミリーを最大100機、発注する覚書(MoU)を締結しました。この契約は、50機の追加発注権も付帯しています。この機材の引き渡しは、2027年まで継続します。
スピリット航空はA319neo、A320neo、A321neoの3機種を導入する予定です。A320neoファミリーは、新世代エンジンやシャークレットなど最新技術を取り入れ、旧世代機と比較して燃費を20%、騒音を50%削減しており、9月末時点で約110社から6,650機を受注しています。
スピリット航空は、新たな客室仕様を12月に発表する予定です。この新デザインはより厚いパッド、人間工学に基づいて設計されたランバーサポート、フルサイズのトレイテーブルを備え、すべての座席でリクライニングが1インチ近く増えます。
なお、スピリット航空は現在、A319を31機、A320を77機、A321を30機、計138機を運航しており、2019年末までに7機のA320neoを受領する予定です。2020年、2021年にはA320neoを48機、導入する計画です。