日本貨物航空(NCA)は2019年10月25日(金)、2019/2020年冬スケジュールで路線ネットワークを一部、変更しました。同社は2019年夏スケジュールから747-8F貨物機の運航を再開し、10月27日(日)からの冬スケジュールで路線網をさらに最適化します。
アメリカ路線は2020年1月以降、一部の成田発便で出発時刻を14時台から22時台に後倒しするとともに、一部のシカゴ発成田着便で到着時刻を7時台に早めます。これにより、成田での搬入貨物の受付時刻が変更となるほか、成田での輸入貨物引き渡し時間が短縮されます。ロサンゼルス線は、747-400Fで運航されているアトラス航空との共同運航便の一部を、日本貨物航空の747-8Fに変更し、より多くのスペースを提供します。
アジア路線では、10月27日(日)から上海・浦東からシカゴへの直行便を新たに週1便で運航を開始しました。
大西洋・ヨーロッパ線では、成田/アンカレッジ/シカゴ/フランクフルト・ハーン/ミラノ/成田と運航していた世界一周便路線を、成田/アンカレッジ/シカゴ間の折り返し運航に変更します。運航効率の最適化によるもので、これによりシカゴ発フランクフルト・ハーン着便は12月24日(火)発、フランクフルト・ハーン発成田着便は12月25日(水)発を最後に休止となります。
ヨーロッパ路線では、成田/アムステルダム/ミラノ/成田線の週4便を従来通り運航し、今後、成田/フランクフルト間の輸送は、アムステルダムからのトラック接続サービスを継続します。また、ミラノ発サービスについては、成田発着便と合わせてパートナー航空会社との提携によるサービスを強化します。