「冬将軍」を迎えるロシア空軍

「冬将軍」を迎えるロシア空軍

ニュース画像 1枚目:プロペラの取り外し
© Минобороны России
プロペラの取り外し

中央軍管区のロシア航空宇宙軍や防空部隊は2019年10月23日(水)、2,500超の航空機や防空機材に冬期を迎える準備を開始しました。空軍基地の技術者は、航空機や様々な機器の性能をチェックし、エンジンや燃料タンクを検査し、冬期用のオイルに交換作業を行いました。

S-300やS-400などの防空ミサイルシステムも、冬期にも運用に支障のない様、100を超える技術作業を行い、備えていました。この準備は、より厳しい環境のウラルやシベリアでも行われます。

冬はロシアにとって、「仮想敵」よりも厳しい「敵」で、毎年必ずやってきます。ただし、付き合い方を理解すれば共存し続けることができ、時には攻めてくる「敵」を追い払ってくれることもあります。「冬将軍」との付き合い方を知っているロシアは、「外」に出ない限り、この「冬将軍」に護られる環境が備わっているのかも知れません。

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