エアバス、天津工場でA320製造ラインを強化 A350製造も開始へ

エアバス、天津工場でA320製造ラインを強化 A350製造も開始へ

ニュース画像 1枚目:中国で開催された調印式
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中国で開催された調印式

エアバスは2019年11月6日(水)、中国と長期に渡る提携関係をさらに強化すると発表しました。北京で調印された覚書「Further Development of Industrial Cooperation」は、エアバスのナロウボディ機とワイドボディ機の両方の新たなイニシアチブについて、実用的で効果的な手法を取り入れることで双方が合意しています。

2021年にA320ファミリーの製造を全世界で月間63機に増加させるエアバスの目標の一環として、2019年末までに中国の天津工場(FAL Asia)でA320ファミリーの組み立てを、当初の予定より5割増しとなる月間6機まで増加させる方針です。

また、2020年後半から天津工場に、A350XWBのコンプリーション・デリバリーセンター(C&DC)機能を追加し、2021年中に天津FALからA350初号機の納入を予定しています。

天津工場は2008年9月に設立して以来、中国やアジアの航空会社に450機のA320ファミリーを製造、納入しています。また、2017年9月から、ヨーロッパ以外での初めてのワイドボディ機工場として、A330の客室設置、機体塗装、試験飛行やデリバリーなどを手がけています。A350XWBは現在、世界の51の顧客から計913機を受注しており、ワイドボディ機で最も成功した機材の1つとなっています。

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