ヘルシンキ空港、2020年から手荷物検査における新技術を試験導入

ヘルシンキ空港、2020年から手荷物検査における新技術を試験導入

ニュース画像 1枚目:手荷物検査イメージ
© Finavia
手荷物検査イメージ

ヘルシンキ空港などフィンランドの空港運営を行うFinaviaは、2021年にヘルシンキ空港のターミナル2を拡大します。これに向け、2020年から液体や電子機器を手荷物に入れたまま保安検査ができる新たな技術の導入試験を開始します。

機能性を確認するための試験導入で、非シェンゲン区域で実施されるため、ヘルシンキ空港から出発する旅客はまだ利用することはできません。現在のところ、スクリーニング検査は従来と変わらず、液体は規定に沿ってプラスチック袋に封入する必要があるほか、電子機器はバッグから取り出す必要があります。

将来的に検査機器が手荷物内の液体を分析することができるようになれば、液体を別の透明な袋に入れなおす必要がなくなることに加え、プラスチックごみの削減にもつながることが、この新技術導入の理由の1つでもあるとFinaviaは説明しています。

なお、Finaviaは今後数年間で、保安検査の安全性と持続可能性を向上させながら、スクリーニングにかかかる時間を半分に削減できる可能性があるとコメントしています。

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