防衛省統合幕僚監部は2019年11月27日(水)、ロシア空軍のTu-95爆撃機2機が日本海から東シナ海にかけて飛行したと発表しました。この飛行に伴い、航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させて対応しています。
Tu-95は日本海から対馬海峡を抜けて東シナ海に向かい、再び対馬海峡を抜けて日本海に向かい日本列島沿いを北上して飛行しています。統合幕僚監部が公開している画像によると、ロシア空軍所属のTu-95MSとみられます。
Tu-95は旧ソ連のツポレフ設計局が開発した二重反転ターボプロップ4発の爆撃機です。全幅約50メートル、全長約47メートル、最高速度830キロメートル、航続距離13,000キロメートルです。原型機の初飛行は1952年11月で爆撃機のほか、対艦攻撃型、偵察型、哨戒型などの派生型があります。