中国人民解放軍海軍の北海艦隊海軍航空兵の空母艦載機J-15戦闘機が2019年12月、渤海で空中給油訓練を実施した様子を公表しました。J-15同士で行うバディ給油で航続距離を延長できます。給油後、J-15は空中迎撃や近接空中戦闘などのさまざまな訓練を実施しました。
空中給油は、J-15に吊下げ型給油ユニットを搭載し、プローブアンドドローグ方式で給油を実施しています。
中国人民解放軍海軍の空母は今のところ、スキージャンプ発進方式を採用しています。カタパルト方式と比べ、燃料や兵装の搭載量に制限を受けます。これを補うため、バディ給油により、スキージャンプ発進方式の欠点を補うことが出来ます。
J-15は、Su-27シリーズの独自発展型の艦載機です。ウクライナから入手した試作機T-10Kを参考に開発されました。