SUBARUなど、無人機の危険回避技術を実証 緊急時に自律的経路変更

SUBARUなど、無人機の危険回避技術を実証 緊急時に自律的経路変更

ニュース画像 1枚目:飛行実証試験のイメージ
© NEDO
飛行実証試験のイメージ

新エネルギー・産業技術総合開発機(NEDO)、SUBARU、日本無線、三菱電機、日本アビオニクス、自律制御システム研究所は2019年12月16日(月)から12月24日(火)まで、無人航空機が危険を回避できる技術を実証する飛行試験を実施しました。会場は、愛知県、豊川市、田原市の協力を得て、豊川市御津と田原市白浜を結ぶ三河湾の海上が使用されました。

この実験は、離島での無人航空機の運用を想定し、故障や燃料残量の減少、悪天候時など自律的な経路変更機能や、準天頂衛星システムの高精度測位情報を使用した経路変更の機能の実証が実施されました。

実験結果は、故障や燃料残量の減少、悪天候の情報で無人航空機が事前にプログラムされた飛行経路から、自律的に経路を変更し、準天頂衛星システムの高精度測位情報を使用して設定された緊急着陸地点までの飛行が確認されています。

この技術により、離島間の物流など地上と無人航空機間の通信インフラが整備されておらず、緊急時の回避経路の指示など、地上から支援が受けられない状況下でも、安全に無人航空機を運用できます。

NEDOは、物流や災害対応などに活用できる無人航空機の開発と、安全に社会実装するためのシステム構築と飛行試験を実施するプロジェクトを進めています。このプロジェクトは、2017年度から2021年度の5年間を予定しており、運航管理システムの開発や、国際標準化活動に取り組んでいます。

期日: 2019/12/16 〜 2019/12/24
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