武漢からの邦人帰国チャーター便、早ければ1月28日夜に現地へ

武漢からの邦人帰国チャーター便、早ければ1月28日夜に現地へ

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政府は2020年1月28日(火)の閣議で、「新型コロナウイルス」について感染症法に基づく「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に指定する政令を閣議決定しました。施行は2月7日(金)ですが、患者の強制入院、就業制限、検査指示などができます。

準備を整えているチャーター便は、現在も中国政府と調整中と1月28日(火)午前の官房長官記者会見で明らかにされています。調整は、閉鎖中の武漢空港への飛行許可で、菅官房長官は「準備を整えて待っている状態」と述べています。日本以外にも、チャーター機を派遣するアメリカ、シンガポールなど受け入れ体制の調整が現地で進められていると見られます。

派遣するチャーター機は、日本から武漢に向かう往路のフェリー便にはマスクや防護服など、中国への支援物資を搭載する計画です。すでに1月26日(日)に日中外相会談で日本側が協力を表明していました。

早ければ1月28日(火)の夕方にも帰国者を乗せる全日空(ANA)が運航するチャーター機が日本を出発する予定で、日本への到着は1月29日(水)になる見込みです。現地からの帰国者は在中国日本大使館が電話、メールなど直接連絡をとっており、現地で手配した車両で武漢空港まで輸送し、アクセスを確保する手配が進められています。

搭乗時の旅客は、機内持ち込み荷物を1つ、機内預け荷物を1つまでとしており、通常の国際線の定期便エコノミークラスと同じ基準となっています。日本への帰国後、医療面の対応は、先の感染症法に加え、東京都は輸送体制や受け入れ病院などを指定しています。

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