防衛省統合幕僚監部は20120年1月29日(水)、2019年度3四半期の緊急発進(スクランブル)の実施状況について発表しました。
発表によると、2019年度3四半期のスクランブル発進の回数は742回で、前年同期の758回から16回減少しました。推定を含むスクランブル発進の内訳は、中国機に対して523回と全体の約70パーセント(%)、ロシア機が216回で約29%、その他が約1%でした。
地域別は、北海道を所管する北部航空方面隊が156回、中部航空方面隊が26回、西部方面航空隊が99回、南西諸島を所管する南西航空混成団が461回の緊急発進を実施しています。
2019年度3四半期の特徴として、中国機に対する緊急発進回数は増加、ロシア機に対する緊急発進回数は減少しており、特異な飛行として13回公表されています。また、推定を含め、中国機は戦闘機、ロシア機は戦闘機と情報収集機に対する緊急発進が多い傾向です。