川崎重工、Trent1000エンジン不具合で営業外費用65億円を計上

川崎重工、Trent1000エンジン不具合で営業外費用65億円を計上

ニュース画像 1枚目:Trent1000エンジン
© Rolls-Royce
Trent1000エンジン

川崎重工業は2020年2月6日(木)、2020年3月期第3四半期連結決算の発表にあわせ、787向けロールス・ロイスTrent1000エンジンの運航上の問題に関連する費用を計上しました。

川崎重工は、787向けTrent1000エンジンプログラムでリスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)方式で参画しており、導入する航空会社の運休など運航上の問題が発生しています。ロールス・ロイスが改善に向けて対応を進めており、川崎重工もプログラム参画メンバーとして発生する費用の一部を負担します。

これを受け、2020年3月期第3四半期連結決算で、営業外費用として約65億円を計上しました。川崎重工の同期の営業利益は、309億円で前年より59億円の減少、経常利益は153億円で前年より45億円の減少、純利益は142億円で前年より56億円の減少となっています。

Trent1000エンジンも問題は低圧圧縮機から中圧圧縮機に空気が流れる際に乱れが生じ、ブレードに振動が発生し、ヒビが入ることが懸念される設計上の問題から、大量欠航につながっています。

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