「ゴールドラッシュの街」と高価格の戦闘機

アメリカ空軍ネリス空軍基地で2020年2月11日(火)、「カジノの街」ラスベガスをバックに離陸準備をするF-35AライトニングⅡの様子が公開されました。

基地の外からは見られない光景ですが、エアショーでは駐機している機体とラスベガスを見ることができます。2020年のネリスエアショーの日程は、公式発表はありませんが、例年11月中旬の週末に行われています。

ネバダ州のカジノ1日の売上は、約36.6億円です。ネバダ大学ラスベガス校の資料をもとにすると2019年の年間売上が1兆3,356億円で、これを1日換算したものです。その一方、アメリカ空軍のF-35Aのロット11の価格は、日本円で約98億円と言われています。

ネバダ州のカジノ3日間の売上でF-35Aを1機購入できる計算です。F-35は現在生産している戦闘機でトップクラスの高価格。戦闘機の価格は生産数で単価が変わり、そんな視点で今後の推移を調べてみるのも面白い1枚です。