インドのスパイスジェットは2020年2月14日(金)から、2機のA320をウェットリースで導入しました。このA320は、インド民間航空総局(DGAC)から規制当局の承認を経て、導入されています。
この導入により、スパイスジェットの保有機は121機となりました。これは計205機の737 MAXを発注し、2018年10月に1号機を導入しましたが、運航禁止措置が継続しており、この影響による運航計画の変更を最小限に止める施策とみられます。
スパイスジェットは737-700、737-800、737-900、737-8-MAXとDHC-8-400(Q400)で運航しており、A320はこれまで2016年から2018年に導入した「LZ-BHG」が1機あります。導入したA320は、過去に導入した機材と同じ機体と見られ、バルカンホリデイズが運航します。このほか、さらにA320を導入する計画です。
737 MAXは2018年10月にライオン・エアの機体記号(レジ)「PK-LQP」、2019年3月にエチオピア航空の「ET-AVJ」の墜落を受け、各国の航空当局の規制により運航停止に至っています。ボーイングは737 MAXの運航再開時期について、2020年半ば以降との見通しを公表しています。