カンタスグループ、2019/2020年度上半期の堅調な業績を発表

カンタスグループ、2019/2020年度上半期の堅調な業績を発表

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カンタスグループは、2019年7月1日(月)からスタートした2019/2020会計年度の上半期業績を発表しました。

これによると、基礎税引き前利益が7億7,100万豪ドル、税引き前法定利益6億4,800万豪ドルで、それぞれ前年同期比0.5%減、6.2%減となりましたが、複雑化する市場環境の中、堅調に利益を上げています。外国為替によるコスト5,100万豪ドル、世界貨物業界の減速と香港の混乱による6,800万豪ドルの影響、国内空港ターミナルの売却による5,500万豪ドルの営業費の増加にも関わらず、基礎税引き前利益は前年同期から400万豪ドルの減少に留めています。

国内線部門では、ターミナルの売却で諸経費の構成を変更したこと、また国際線部門では、特にパース/ロンドン線をはじめとする超長距離路線が極めて好調な業績をあげたことが堅調な業績につながったと、アラン・ジョイスCEOはコメントしています。

過去最高のグループ売上に加え、カンタスロイヤルティでも、フリークエントフライヤープログラムを刷新したことにより顧客満足度を向上させ、過去最高の収益を達成しています。

なお、1月から6月までの下半期に関しては、新型コロナウイルスへの対応として、少なくとも5月末までアジア方面の国際線を15%減便し、今後も状況に応じて柔軟に運航の調整を行うとともに従業員は有給休暇制度の適用で対応するなど、影響を最小限に抑える方針です。この運航調整や燃油コストの低下により、2020年度の基礎的支払金利前税引前利益は1億から1億5,000万豪ドルとなる見通しを示しています。

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