丸紅は2020年2月21日(金)、航空機エンジンリース会社のトータル・エンジン・アセット・マネジメント(TEAM)が、保有する航空機エンジンを裏付けとする、資産担保証券(ABS)の発行で契約を締結したと発表しました。TEAMは、シンガポールで航空機整備を手がけるSTエンジニアリング・アエロスペース(STEA)と丸紅の合弁で運営しています。
発行したABSは、TEAMが11カ国13社向けにリースする航空機エンジン資産30台を裏付けとする証券です。アジアを拠点とした航空機エンジンリース会社が、航空機エンジンを裏付けとした証券を発行するのは、この事例が初めてです。TEAMは引き続き、航空機エンジンのリースと管理サービスを提供します。
ABSは、商業用不動産担保ローンや住宅ローン、自動車ローン、リース、クレジットカードなどに関する貸付金銭債権など資産を裏付けとして発行される証券の総称です。今回の契約は、3種類の負債性証券が発行され、計25,700万米ドルの資金調達が実施されました。
TEAMは今後、新たな航空機エンジンの取得ペースを加速し、リースと航空機エンジン管理などの機能を強化し、航空機エンジンのアセットマネジメント会社としてさらなる成長を目指します。