新明和工業、2月20日に甲南工場で「飛行艇50機製造記念式典」を開催

新明和工業、2月20日に甲南工場で「飛行艇50機製造記念式典」を開催

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© FlyTeam mild lifeさん
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新明和工業は2020年2月20日(木)、兵庫県神戸市の甲南工場で「飛行艇50機製造記念式典」を実施しました。この式典は、1968年に新明和工業が当時の防衛庁に納入した「PS-1型航空機」1号機から起算し、2020年に初飛行したUS-2型救難飛行艇7号機が50機目を数えることを記念し、実施されました。

新明和工業の前身となる川西航空機は、1928年に海軍の指定工場となり、終戦まで約3,000機の水上機と飛行艇を設計、製造しました。1936年には海軍九七式飛行艇が初飛行し、1940年には哨戒機や輸送機として活躍した二式飛行艇が初飛行しています。

1945年の終戦で航空機製造が全面禁止となり、1946年に新明和興業と社名を変更して機体と発動機のオーバーホールを手がけていましたが、1952年の製造解禁を受け、航空機事業を再開しました。新型飛行艇の開発を1953年に着手して以降、飛行艇「PX-S」や水陸両用飛行艇「PS-1改(US-1)」「US-1A型救難飛行艇」などが開発されました。

初飛行したUS-2型救難飛行艇7号機「9907」は、2020年春頃に防衛省に納入される予定で、甲南工場では現在、8号機が製造されています。

期日: 2020/02/20
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