運輸安全委員会は、2020年2月20日(木)にアメリカ企業所有のボンバルディアBD-700-1A10で発生した機内の気圧低下について、調査を開始しています。
この事案は2月20日(木)、15時54分に羽田空港を離陸したアメリカ企業所有のボンバルディアBD-700-1A10、機体番号(レジ)「N829RA」が、沖永良部空港の南西約55キロメートル、高度約12,200メートルを飛行中、機内の気圧が低下したことを示す計器表示があったため、緊急事態を宣言したものです。「N829RA」は目的地を那覇空港に変更し、18時33分に着陸しています。この事案によるケガ人はありません。
航空機の機内は、気圧を調節する装置とエアコンで地上に近い環境を人工的に作っています。気圧が低下すると体のなかのガスは膨張し、患部や内臓の圧迫よる痛みや呼吸困難になり、航空中耳炎の可能性もあります。