アメリカ空軍生きる伝説、F-15Eストライクイーグル 87-0173

アメリカ空軍生きる伝説、F-15Eストライクイーグル 87-0173

ニュース画像 1枚目:F-15Eストライクイーグル「87-0173」
© U.S. Air Force photo by Airman 1st Class JaNae Capuno
F-15Eストライクイーグル「87-0173」

アメリカ空軍第366戦闘航空団(366FW)第389戦闘飛行隊(389FS)のF-15Eストライクイーグル、シリアル「87-0173」がアイダホ州マウンテンホーム空軍基地で演習中に離陸する様子が公開されています。2001年当時、「87-0173」を操縦し、大尉だったマーク・スローカム准将は、「機体が話すことができれば、これまでの歴史を雄弁に語ってくれるだろう」と言い、長年の任務と功績を明かしました。

「不朽の自由作戦」に参加した2001年11月12日(月)の夜、「87-0173」はアルカイダのいる建物に500ポンド爆弾を投下しました。続いて別の目標に向かい、対空砲火と地対空ミサイルを回避しながら、計10回の空中給油を受け、15時間以上のミッションをこなしアルカイダの動きを封じました。

「87-0173」はアメリカの戦闘機がこれまで飛行した中で最長の戦闘出撃の先導機となり伝説を作りましたが、今も進化を続けています。レーダーをAN/APG-82(V)1に換装し、空対空と空対地の能力が高められており、近代化改修をしたストライクイーグルは落されたことがありません。

F-15Eはアメリカ空軍に納入され34年経ちますが、「87-0173」の伝説はこれからも生き続けていきます。

期日: 2018/05/22から
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