イルクートMS-21-300の4号機、機体記号(レジ)「73056」が2020年3月17日(火)、イルクーツク国際空港からジュコフスキーのラメンスコエ空港へ試験飛行しました。MS-21-300の4号機は、座席数211席モノクラスを想定した客席を搭載した仕様です。
MS-21は、イルクートとヤコブレフが開発中の中距離旅客機です。基本型のMS-21-200は135席から176席、MS-21-300は長胴型で163席から211席です。さらにストレッチしたMS-21-400の市場投入も計画されています。
MS-21-300は2016年6月にロールアウト、2017年5月に初飛行し、現在は各種の飛行試験が実施されています。MS-21-300の諸元は、全長42.3メートル、全幅35.9メートル、全高11.5メートル、最大離陸重量79,250キログラム、最大巡航速度マッハ0.8、航続距離6,000キロメートルです。