ニュージーランド航空は2020年3月19日(木)、新型コロナウイルス(COVID-19)や各国政府の渡航規制などの影響を受け、130人が属するロンドンの客室乗務員拠点を閉鎖すると発表しました。
ロンドンを拠点とする客室乗務員が運航するのは、3月20日(金)のロサンゼルス発便が最後となります。ニュージーランドを拠点とする客室乗務員が3月21日(土)の便を運航し、その後、ロサンゼルス/ロンドン・ヒースロー線は6月30日(火)まで運休となります。
ニュージーランド航空は当初、ロサンゼルス/ロンドン・ヒースロー線から撤退する2020年10月に、ロンドンの客室乗務員拠点の閉鎖を予定していました。新型コロナウイルスによる渡航規制の増加により、予約状況の悪化や運休などが生じ、国を代表する航空会社として未来を見据えた際に、ロンドンの客室乗務員拠点の前倒し閉鎖は必要な対応だと説明しています。
ニュージーランド航空は3月中旬に、パンデミックを受けてのコストの見直しを発表しており、組合と協力し、人件費を30%削減する方針を見せています。