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巡回運航するスマートドローン
KDDIとテラドローン、セコムは2020年1月27日(月)、福島県南相馬市の沿岸部と周辺広域施設で、複数のドローンを連携させた警備の実証試験を実施しました。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」で「警備業務に対応した運航管理機能の研究開発」を通し、研究が進められた運航管理システムを活用し、実施されました。警備業界では少子高齢化による人手不足などの社会的背景から、ICTを活用したセキュリティサービスが注目され、ドローン警備の社会実装に向けた期待が高まっています。
実験は、全国をカバーするauのモバイル通信ネットワークに対応したスマートドローンを使用し、広域施設での警備ドローンの運航管理を確認し、災害発生を想定した緊急時の沿岸監視を実施しました。また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、ほかの事業者が運航するドローンとの衝突防止も検証されています。
今回の実験を通して、遠隔での複数ドローンの制御や多拠点への映像配信、緊急時の急行指示などの運航管理が可能であることが確認されました。KDDIとテラドローン、セコムは、今回の実証実験の成果を活用し、警備分野のドローン運航管理システムの社会実装の早期実現に向け取り組みます。