日本貨物航空の社員が新型コロナウイルスに感染、隔離と防止対策を実施

日本貨物航空の社員が新型コロナウイルスに感染、隔離と防止対策を実施

ニュース画像 1枚目:日本貨物航空 イメージ
© Boeing
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日本貨物航空(NCA)は2020年3月20日(金・祝)、同社の運航乗務員が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

発表によると、3月17日(火)に1名が感染していることが確認され、この感染者の濃厚接触者として経過観察をしていた運航乗務員5名のうち2名が3月19日(木)に感染していることが確認されています。この3名は現在、指定医療機関に入院隔離中です。

最初に感染が確認された運航乗務員は、発症前14日以内に、成田/アムステルダム/ミラノ/成田便に乗務しており、現在の症状は安定しています。

また、3月19日(木)に感染が確認された2名は、スペイン在住とアイルランド在住の男性で、いずれも当該便に乗務しており、濃厚接触者として宿泊施設で経過観察中に発熱したため、検査を受け感染が確認されました。現在の症状は、両名とも総じて良好だが微熱がある状態です。

当該便には7名の運航乗務員が乗務または次の乗務場所への移動のため搭乗しており、感染が確認された3名を除く4名は、現在も宿泊施設の協力のもと、拡散防止に配慮し経過観察中となっています。

NCAはこれを受け、感染者が乗務した航空機、事務所、濃厚接触者に対して、乗務した航空機と事務所の消毒、濃厚接触者の宿泊施設での経過観察を行っています。また、全社対応として、全社員に対し手洗いとうがいの励行、マスクの着用、消毒用アルコールの設置、在宅勤務、時差出勤の実施、事務所での2メートル以上の座席間隔、事務所間の移動の原則禁止、運航乗務員の滞在先での外出自粛などを実施しています。引き続き、保健所の指導の下、運航乗務員を含む全社員に対し、感染拡大を防ぐため最大限努力する方針です。

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