日本貨物航空(NCA)は2020年3月23日(月)、新型コロナウイルスに感染した運航乗務員3名の濃厚接触者の別の運航乗務員3名が新たに感染していたことを確認、発表しました。
後から感染が判明した3名は、最初に感染が確認された運航乗務員らと同じ、成田/アムステルダム/ミラノ/成田便に乗務し、濃厚接触者として宿泊施設で経過観察中に、咳、鼻詰まり、頭痛などの症状が出たため検査を受け、感染が確認されました。
この感染者3名は、それぞれアイルランド、南アフリカ、ジンバブエ在住の男性で、指定医療機関に入院隔離中で、現在の症状は総じて良好で、1名のみ微熱がある状況です。
なお、当該便には計7名の運航乗務員が搭乗しており、6名の感染発覚前に残り1名はアメリカに移動しており、現在もアメリカの宿泊施設の協力のもと経過観察中です。
NCAは貨物専門の航空会社のため乗客は搭乗しておらず、また運航乗務員が搭載されている貨物に直接接することはないと説明しています。また、感染者が乗務した航空機と事務所の消毒を行ったほか、全社対応として、全社員に対し手洗いとうがいの励行、マスクの着用、消毒用アルコールの設置、在宅勤務、時差出勤の実施、運航乗務員の滞在先での外出自粛など、保健所の指導の下、運航乗務員を含む全社員に対し、感染拡大を防ぐため最大限の努力を行っています。