大分空港、747コズミック・ガールのアジア拠点に 小型衛星打ち上げ

大分空港、747コズミック・ガールのアジア拠点に 小型衛星打ち上げ

ニュース画像 1枚目:JRF spotterさんの航空フォト
© FlyTeam JRF spotterさん
JRF spotterさんの航空フォト

ヴァージン・オービットは2020年4月2日(木)、航空機を利用した小型衛星の打ち上げ事業のアジア初の拠点に、大分空港を選定したと発表しました。ヴァージン・オービットはANAホールディングスと提携し、アジア地域での拠点を選定しており、これを決定しました。大分空港を拠点とした活動は、早ければ2022年に離着陸や機体整備などが手がけられる予定です。

この発表に合わせ、ヴァージン・オービットは大分県と新たにパートナーシップを提携し、将来の宇宙港開発を促進する共同技術調査を開始することで合意しています。大分県は、今後数年間で急速に増加すると見込まれている世界での小型衛星の利用と関連する打ち上げ活動により、柔軟性を確保し、地域経済の活性化と航空宇宙産業の活性化を見込んでいます。

ヴァージン・オービットは、ヴァージン・アトランティック航空で愛称「Cosmic Girl(コズミック・ガール)」として活躍した旅客機を改造し、ヴァージン・ギャラクティックが運航するプロジェクトの母船となる747-400での衛星打ち上げを目指しています。この機体記号(レジ)「N744VG」は、スペアエンジンを輸送する際に使用する左主翼下をロケット輸送用に改修しており、上空に上昇した上で、ロケットを発射する仕様となっています。

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