タイ政府、シコルスキーMH-60M 2機の引合受諾書にサイン

タイ政府、シコルスキーMH-60M 2機の引合受諾書にサイン

シコルスキーは2012年7月9日、イギリスで開催中のファンボロー・エアショーで、タイ政府がアメリカ政府とMH-60Mブラックホーク・ヘリコプター2機の引合受託書(LOA=Letter of Offer and Acceptance)にサインしたと発表しました。LOAは対外有償軍事援助(FMS)の際に交わされる文書で、両国政府が合意する調達品等の内容、価格、納入予定時期といった条件が記載されるものです。

これによりタイは、ASAN諸国で最初に最新型ブラックホークを運用する国となります。UH-60Mはデジタル・グラス・コクピットや高度な飛行制御システム、パイロットの負担を減らす通信機器、完全な暗視能力等を備え、防御・生存性を高めています。今年の夏にはアメリカ陸軍に500機目のUH-60Mが納入される予定です。

また、タイ海軍はMH-60Sを2機、2011年8月に受領しています。これもアメリカ海軍以外では初めての最新型のMH-60Sとなりました。物資や兵員の輸送、捜索・救難などに使われています。

メニューを開く