JAXA、グアテマラの衛星を国際宇宙ステーション「きぼう」から放出

JAXA、グアテマラの衛星を国際宇宙ステーション「きぼう」から放出

ニュース画像 1枚目:「きぼう」より放出されたQuetzal-1
© JAXA / NASA
「きぼう」より放出されたQuetzal-1

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、第2回「KiboCUBE」として選定されたグアテマラ・デル・バジェ大学の超小型衛星「Quetzal-1(ケツァル-1)」が2020年4月29日(水・祝)、「きぼう」日本実験棟のロボットアームから放出されたと発表しました。当日、衛星放出のライブ映像や筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制室の様子が配信され、バジェ大学関係者はグアテマラ共和国内から見守りました。

「KiboCUBE」は、国連宇宙部とJAXAの間の能力開発イニシアチブとして、「きぼう」から超小型衛星放出の利用機会を提供するプログラムで、特に発展途上国などの宇宙関連技術の向上を目的としています。

今回選ばれた「Quetzal-1」は、グアテマラ共和国初の人工衛星として開発され、「きぼう」からの放出後、バジェ大学が衛星の運用を行います。今回得られる衛星開発技術や技術実証で得られる観測データは、将来のリモートセンシング技術開発に応用されます。

期日: 2020/04/29
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