エミレーツ、運航停止中の218機にメンテナンスを実施

エミレーツ、運航停止中の218機にメンテナンスを実施

ニュース画像 1枚目:駐機処理がされたエミレーツ航空の機材
© エミレーツ航空
駐機処理がされたエミレーツ航空の機材

エミレーツ航空は2020年4月30日(木)、新型コロナウイルス(COVID-19)で多くの機材が運航停止する中、エミレーツ・エンジニアリングが機材メンテナンスを実施し、運航再開に向け準備を行っていると発表しました。

エミレーツ航空が保有する270機のうち、当初117機がドバイ・ワールド・セントラル空港に、101機がドバイ国際空港に駐機し、駐機中のメンテナンスが必要とされました。ナロウボディ機では、3人から4人の従業員が8時間作業すると機材の必要箇所をカバーで覆うことができますが、エミレーツの機材では4人から6人のスタッフが12時間シフトで勤務する必要があるほか、今回は社会的距離の確保への考慮が必要でした。200機を超える航空機をカバーするのにかかった時間は、15,500時間分でした。

エミレーツ航空はパンデミック以前からも、48時間以上運航しない機材に対して、砂や水、虫などが侵入しないよう開口部や、エンジンの吸気口や排気口などにもカバーで覆う対応を行っています。これらの保護作業が終了したのちにも、7日、15日、30日間隔で定期的な点検を行っています。

エミレーツ航空では、メンテナンスを実施することにより、旅行需要が回復した際に、再びA380と777が運航できるよう準備を行っています。

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