2月の世界の旅客数は前年比10.7%減、アジア太平洋は38.4%減

2月の世界の旅客数は前年比10.7%減、アジア太平洋は38.4%減

ニュース画像 1枚目:ACI World提供 空港イメージ
© ACI World
ACI World提供 空港イメージ

国際空港評議会(ACI)ワールドは2020年5月1日(金)、新型コロナウイルス(COVID-19)の発生により、世界の旅客数は、1月の前年比1.9%増から、2月は前年比10.7%まで減少したと発表しました。

2月時点でのデータでは、アジア太平洋地域が旅客数減少の中心で、2月の国際線搭乗者数は前年比40.9%減、国内線は35.5%減で、両方を合わせると38.4%のマイナスでした。これにより、2月までの12カ月間の全世界における旅客輸送量の平均は1.8%増でしたが、今後数カ月間に劇的な減少が予測されており、6月に発表予定の3月のデータでは、新型肺炎による影響がさらに世界に影響が及んでいることが明らかになります。

旅行規制はロックダウン施策が業界に影響を与え続け、2020年は大きな課題のある年となるほか、世界的な景気後退も加わり、新型肺炎の影響は2021年にも及ぶ可能性があるとACIワールドは説明しています。なお、貨物業界への影響は少なく、輸送量は前年比ベースで0.5%減で、2月時点での12カ月平均は2.7%減となっています。

メニューを開く