ライアンエア、4月から6月の搭乗者数は99%減 国家の補助金に反発

ライアンエア、4月から6月の搭乗者数は99%減 国家の補助金に反発

ニュース画像 1枚目:ライアンエア イメージ
© Ryanair
ライアンエア イメージ

ヨーロッパの格安航空会社(LCC)のライアンエアは2020年5月1日(金)、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けた最新動向を発表しました。

これによると、4月から6月までの第1四半期は、ヨーロッパ各国政府の渡航規制により、定期便の運航量は1%以下で、計画では4,240万人を見込んでいた搭乗者数は15万人未満と、99.5%の減少が予測されています。7月から9月は一部路線の再開が予定されていますが、当初の目標である4,460万人の50%以下となり、2021年3月期には当初の目標である1億5,400万人を35%以上下回る1億人未満となる見通しです。

これらを受け、ボーイングやラウダモーションのA320のリース会社と、今後2年間に予定する機材の受領数の削減交渉や、最大3,000人の人員削減などを予定しています。さらにヨーロッパでは、ルフトハンザ・グループやエールフランス-KLMグループ、アリタリア航空など、フラッグキャリアが国から大きな補助金を受け取ることにより競争環境が歪められるとして、今後、欧州司法裁判所に異議を唱える方針を明らかにしています。

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