アルゼンチン航空と子会社のオーストラル航空、新型コロナ危機で合併

アルゼンチン航空と子会社のオーストラル航空、新型コロナ危機で合併

ニュース画像 1枚目:Bokuranさんの航空フォト
© FlyTeam Bokuranさん
Bokuranさんの航空フォト

アルゼンチンのアルゼンチン航空とオーストラル航空は2020年5月6日(水)、合併を発表しました。両社は書面で従業員に合併を通知しており、新型コロナウイルス(COVID-19)が民間航空業界に大きな打撃を与え、収束の目途が立っていない状況を説明しています。

アルゼンチン政府は4月下旬、8月末までアルゼンチンを離発着する民間機の運航を禁止しており、収入が無くなることから厳しい状況が予測されていました。5月現在の就航地は、アルゼンチン航空が国内16都市、世界16カ国の24都市、オーストラル航空は国内都市が中心ですが、一部ウルグアイ、ブラジル、チリなどの近隣諸国へ国際線を運航していました。

今回の合併により、航空機メンテナンスサービスを提供する新たな事業部が創設されるほか、上海への貨物便の運航経験を活かし、貨物事業部門も設立します。なお、合併は株主総会後に着手し、年内の手続き完了を見込んています。

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