ITCアエロリーシング(ITC)は2020年4月30日(木)、アメリカの大手救急医療搬送会社向けにエアバス・ヘリコプターズのH130を1機、追加リース案件を組成した発表しました。
ITCは3月末と4月初旬に、H125とBell 407を1機ずつ、H130を2機、PC-12を6機、計10機のリース案件を組成しており、今回のリース案件を含めると、アメリカ市場でのドクターヘリを含む緊急医療搬送航空機を27機リースしています。
今回リースしたH130は、ほかの小型単発ヘリコプターと比べキャビンが広く、低騒音で最大7名の乗客を収容でき、人員輸送や物資輸送などで活躍しています。また、シリーズ全体で約700機が世界65カ国で運航されており、そのうち40%近くがアメリカで運航されています。
なお、日本では現在、ドクターヘリが53機活躍していますが、日本の20倍の国土を持つアメリカは世界最大規模の市場となっており、救急医療搬送用ヘリ、ターボプロップ機、ジェット機など計約1,600機が24時間体制で救急患者の対応を行っています。
ITCは今後も、各国の運航会社の多様なニーズに対応するとともに、国際優良資産としての航空機を投資家に提供する方針です。