A400M輸送機、自動低空飛行で認証

A400M輸送機、自動低空飛行で認証

ニュース画像 1枚目:マックループを飛行するA400M、低空飛行のイメージ
© Scott Norbury / AIRBUS
マックループを飛行するA400M、低空飛行のイメージ

A400M輸送機は、自動低空飛行の機能について認証を得ました。軍用輸送機として最高の機能を新たに加えたもので、エアバスが2020年5月26日(火)に公表しました。この機能の追加で、新たなマイルストーンに到達したとアピールしています。

この機能の認証にあたり、4月にピレネー山脈とフランス中部の上空で試験飛行が行われ、高度500フィートまで下がり、低空飛行から空輸などの他の作戦への移行を含むさまざまなシナリオでの飛行が確認されました。

今回の認証は、乗務員が視覚的に確認できる天候下を条件としたフェーズで、2021年第2四半期には悪天候を想定した計器飛行環境下の気象条件で認証の取得を目指す第2フェーズに移行します。

軍用輸送機が備える特性から、自動低空飛行の機能はA400Mの生存能力を向上させ、敵の支配下エリアで機体の電波検出を困難にし、空輸、空対空燃料補給、補給や特殊作戦など主要な軍事作戦へ飛行する場合に攻撃の脅威低減にもつながります。

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