タイ国際航空は2020年5月に提出した破産申請が受理されたことに伴い、企業再生へに向けた指針やタイムラインを公表しました。
これによると、経営再建にコンサルタントを起用し、返済期間の延長や元利金の一部または全部の減額や支払い猶予期間の延長などを債権者と交渉し、債務整理を行います。
短期的な流動性を強化するため、将来的に収益性を見込めない路線や搭乗率の低い路線の廃止、また既存路線の調整や、機材の変更や削減を行う可能性があります。さらにインターネットをはじめとする様々なチャネルで航空券を直接販売する仕組みの改善や、従業員の給与、福利厚生の変更なども検討事案に含まれています。
今後のタイムラインでは、2021年1月にコンサルタントを指名し、再生計画を立案、計画を債権者が承認した後、4月から6月を目処に、再建プランが実行に移されます。