スピリット・エアロ、737 MAXは最大125機分を納入削減へ

スピリット・エアロ、737 MAXは最大125機分を納入削減へ

ニュース画像 1枚目:スピリット・エアロシステムズ
© Spirit AeroSystems
スピリット・エアロシステムズ

スピリット・エアロシステムズは、2020年6月4日(木)付けでボーイングから737 MAXの製造について引き続き停止する依頼を受けたと明らかにしました。737 MAXの4機種の製造について追加作業をボーイングの指示がない限り停止すること、2020年に納入予定の16機分の737 MAXの生産を開始しないことが主な書面内容です。

ボーイングは現在、顧客の航空会社からの要望を受けた納入スケジュールの調整を進めているほか、新型コロナウイルス(COVID-19)が航空旅行や航空業界に大きな影響を与えていることから、不要な生産コストの支出軽減に取り組みます。

この書面に加え、ボーイングからの追加書面とスピリット・エアロシステムズが個別に交渉を行い、2020年は125機分の納入が行われない方向です。スピリットは削減規模が確定していないとも言及していますが、20機分以上にのぼると見通しを示しています。

運航停止に加えCOVID-19が重なり、生産計画に不透明感が増していますが、スピリットはボーイングと協力し、引き続き737 MAX製造のサプライチェーンを維持する努力を続ける方針です。

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