韓国航空宇宙産業(KAI)は2020年6月30日(火)、韓国防衛事業庁とTA-50 Block2の量産契約を締結したと発表しました。この契約締結により、KAIとその先の航空関連企業が新型コロナウイルスで影響を受ける中、厳しい市場環境に耐え、雇用維持に寄与することも期待されています。
契約はTA-50と支援システムなどを含め6,883億ウォンで締結し、2024年に納入を完了する予定です。TA-50は戦術訓練のための航空機で、T-50高等練習機をベースにレーダーと空対空、空対地武装を装備しています。
ベースとなるT-50は、2005年から韓国空軍で運用し、パイロット訓練を行っています。KAIはTA-50を海外市場への輸出も目指しています。軽戦闘爆撃機のFA-50も開発され、韓国空軍をはじめ、イラク、フィリピンで運用しています。T-50とその派生型は、インドネシアをはじめ、フィリピン、イラク、タイに64機、販売されています。