C-1初号機操縦桿や航空ヘルメットも!初の自衛隊装備品オークション

C-1初号機操縦桿や航空ヘルメットも!初の自衛隊装備品オークション

ニュース画像 1枚目:C-1輸送機の開発時の試作機で使用された操縦桿
© 防衛装備庁
C-1輸送機の開発時の試作機で使用された操縦桿

防衛省は、自衛隊の装備品を初めてオークションで売却します。河野防衛大臣は記者会見で、オークションを通じ将来的にはF-35、1機分の収入を稼ぐことになればと期待感を示しています。

オークションは、正式には「不用物品のせり売り」で、東京都の防衛省本省で2020年7月26日(日)に実施されます。参加には各種条件があるほか、転売などについても輸出規制に抵触する場合もあり、細かな条件が定められています。

出品される商品には、航空自衛隊からは退役したC-1関連物品として、空挺降下時に隊員に知らせるジャンプシグナル、ラダーペダル、スロットルレバー、操縦桿とコクピット搭載の部品も含まれています。中でも操縦桿はC-1輸送機初号機のもので、装備品開発の歴史を記録した商品です。

航空自衛隊入間基地に所属するパイロットが使用していた航空ヘルメット、酸素マスク、航空ヘルメットバッグのセットも出品されます。このほか、約41年間193機が運用され、先ごろ完全退役した観測ヘリコプターOH-6Dの銘板もあります。

河野防衛相は今回のオークションについて、450名の参加を見込むものの新型コロナウイルス対策で、100名くらいになる可能性があるとしつつ、1回目の試行的な取り組みと言及しています。多くの人が利用するネットオークションは各種条件に合わないものの、オンラインを活用することも検討することを示唆しています。

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