空母クイーン・エリザベス、70日間の訓練終了 ポーツマスに帰港

空母クイーン・エリザベス、70日間の訓練終了 ポーツマスに帰港

ニュース画像 1枚目:空母クイーン・エリザベス
© Royal Navy
空母クイーン・エリザベス

イギリス海軍の空母「クイーン・エリザベス(R08)」が2020年7月2日(木)、70日間の訓練に終え、ポーツマスを帰港しました。イギリス海軍最大の軍艦は実戦配備に向け、非常に厳しい訓練のハードルをクリアし、今後の任務に備えます。

「クイーン・エリザベス」は新型コロナウイルス(COVID-19)感染のリスクを最小限にするため、10週間にわたり海上に留まり、訓練を実施ました。訓練は火災や浸水を想定したダメージコントロール訓練なども含まれます。

北海では、イギリス空軍(RAF)第617飛行隊「ダムバスターズ」のF-35BライトニングⅡを迎え、実戦運用を想定した離着艦訓練を行いました。4機のF-35Bが連続して離艦したり、第820海軍飛行隊のマーリンHM.2とフライトデッキを共有した訓練や、1日で830回の着艦も行われました。

「クイーン・エリザベス」は70日間の訓練でポーツマスからニュージーランドのオークランドまでの距離、11,500マイルの航行しました。秋から実戦配備を前にした最後の訓練として、アメリカや北大西洋条約機構(NATO)と協力した空母打撃群の運用能力を確認し、2つのF-35B飛行隊による訓練を計画しています。

期日: 2020/07/02まで
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