このほど発表されたスカイトラックスの航空会社ランキング。総合では上位の顔ぶれは変わらず、ANAが5位という結果でしたが、利用者からすると総合順位よりも身じかに感じられるランキングのほうが次回の航空会社選びの指標になりそうです。
客室乗務員ランキングはアジア勢が強く、カタール航空以外は東南アジア、東アジアの会社で独占。1位に輝いたマレーシア航空は、経営状態が厳しいと言われ、エアアジアとの株式交換を従業員の反対で押し切り経営と現場が争っているようにも見えていましたが、「お客様」にはきちんとサービスをしているようです。2位以下、アシアナ航空、エバー航空、シンガポール航空と「アジアン・ホスピタリティ」が世界でも高く評価されているようです。なお、5位は総合5位のANAがランクインしています。
ちなみに、機内エンターテイメントではエミレーツが1位。エミレーツは世界の最新映画、音楽、映像、テレビ番組、音楽、ゲームなど1,200チャンネル超を揃えた「ICE」プログラムを採用。ヴァージン・アトランティック航空、ヴァージン・オーストラリアが上位10位に入っているのはヴァージン・グループのエンタテイメント性が伺えるランキング。
スカイトラックスのランキングはこのほか、地域別、ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスのランキングなどがあります。詳しくはスカイトラックスのウェブサイトを参照ください。
順位 | 2012年 客室乗務員ベスト10 | 2012年 機内エンターテイメントベスト10 |
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1位 | マレーシア航空 | エミレーツ航空 |
2位 | アシアナ航空 | キャセイパシフィック航空 |
3位 | エバー航空 | シンガポール航空 |
4位 | シンガポール航空 | カタール航空 |
5位 | 全日空 | ヴァージン・アトランティック航空 |
6位 | タイ国際航空 | エティハド航空 |
7位 | カタール航空 | トルコ航空 |
8位 | ガルーダ・インドネシア航空 | ヴァージン・オーストラリア |
9位 | キャセイパシフィック航空 | カンタス航空 |
10位 | 海南航空 | ニュージーランド航空 |