成田国際空港(NAA)は2020年上期(1月〜6月)の運用状況をまとめ、前年同期と比較し旅客数は39%、発着回数は62%に止まりました。新型コロナウイルスによる旅客需要の減少で、6月の発着回数は32%の6,940回、旅客数は4%の142,259人でした。
1月は、国際線で中国路線の新規就航や増便、国内線は下地島や庄内線が新規就航したことから、旅客数は堅調でしたが、その後の出入国制限、緊急事態宣言の影響で旅客便発着回数、旅客数とも大幅に減少しました。
一方で貨物は、旅客便の運休、減便で貨物スペースが減少したことから、国際線の貨物臨時便が多く運航され、2004年以来の最高値を更新しました。発着回数で見ると、15,291回で前年度比129%と大きく増加し、貨物量としては907,011トンの前年92%と、旅客の減少と比べ、小幅に抑えられました。