スターフライヤーは2020年第1四半期(4月~6月)決算で、売上高は前年同期比67.1%減の31億8,300万円、営業損失36億3,500万円、経常損失36億7,200万円、純損失は37億7,300万円でした。四半期決算では、過去最大の赤字でした。
新型コロナウイルスの影響により、大幅な減便・運休を強いられ、搭乗者数は国内線が前年同期の約37.5万人に対し、84%減の6.1万人、国際線は前年3.6万人でしたが、3月から全面運休となっており、第1四半期の搭乗者数は0人となっています。
開示情報で、財務制限条項に一部借入で抵触する恐れがあり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象があります。これを受け、事業継続のため、早期の運転資金確保、計画的減便・運休や社員の一時帰休など需要減に応じた生産体制の構築、コスト削減と生産性向上に取り組みます。
この取り組みに加え、疑義のある事象に関連する借入のアレンジャーと貸付人に対し、支援を要請するほか、金融機関と連携していることから、今後1年間の資金繰りには問題ないとスターフライヤーは説明しています。
新型コロナウイルスによる需要減退に伴い、運転資金への充当を目的として、41億円を借り入れると、3月下旬に発表していました。