成田空港、7月旅客数 国際線は過去最低 国内線は6月の3倍

成田空港、7月旅客数 国際線は過去最低 国内線は6月の3倍

ニュース画像 1枚目:成田国際空港
© 成田国際空港
成田国際空港

成田国際空港(NAA)は、2020年7月の運用状況を発表しました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う出入国制限により、国際線旅客便は発着回数、旅客数ともに7月として過去最低を記録しました。一方、国内線旅客便は国内移動制限の緩和や格安航空会社(LCC)各社の復便により、発着回数、旅客数とも、6月の約3倍の旅客が利用しました。また、臨時便が多数運航された国際貨物便は、7月として発着回数が過去最高を記録しました。

全体の航空機発着回数は、前年同月比64%減の8,284回でした。このうち国際線旅客便が85%減の2,438回と引き続き大幅な減少を見せている一方、国内線旅客便は59%減の1,982回で、6月の680回からは約3倍に増加しています。また、国際線貨物は55%増の3,251回で7月として過去最高を更新しました。

航空旅客数は、全体が前年同月比93%減の291,667人でした。このうち国際線は、外国人旅客数が98%減の31,702人、日本人旅客数も98%減の25,087人、通過客数は89%減でした。国内線は72%減の193,048人ですが、6月の65,371人の約3倍となっています。

国際線貨物量は、貨物臨時便が多く運航されたものの、旅客便の運休・減便により、貨物室を使用した貨物輸送量は減少していることから153,681トンにとどまり、前年同月比12%減でした。

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