日本航空(JAL)は、電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発するドイツのVolocopterとエアモビリティ分野の業務提携契約を締結しました。日本での市場調査や事業参画などに取り組み、eVTOLを活用した移動・輸送サービスの実現をめざします。
eVTOLは、電動モーターで複数の回転翼を回転させ、垂直離着陸できる小型航空機です。ドローンと電気自動車の技術を融合した次世代の輸送手段として、シームレスな移動・輸送の実現への貢献が期待されています。
今回、両社の業務提携により、日本における市場調査や、サービスの事業化に向けたビジネスモデル構築と賛同企業の参加・協力の依頼、広報、マーケティング、組織戦略、財務戦略に関する検討、実証飛行に向けた準備などに取り組みます。JALはコーポレート・ベンチャーキャピタルファンド「Japan Airlines Innovation Fund」を通じて、すでにVolocopterに出資しています。
この提携に際し、JALは三井住友海上火災保険、MS&ADインターリスク総研とも業務提携を締結しています。Volocopterの日本進出に向けた支援、eVTOL社会実装を目指した取り組みを共同で推進する目的で、eVTOLを活用した新しい移動・物資輸送サービスの実現に取り組みます。